長谷寺便り

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人はいさ 心も知らず ふるさとは

花ぞ昔の 香ににほひける


百人一首にも歌われるこの句は平安時代の歌人、

紀貫之の句というのは有名な話です。

しかしこの句の中の「花ぞ」の花が長谷寺の

梅の花というのはあまり知られていない事実です。

満開まではあと少しでしょうか、しかし

昔と変わらず芳しい香をただよわせています。



こちらは「居士林」という建物の中にある紅梅。

その昔、平安の貴族達は庭にこぞって

梅を植えたとか。



枝垂れ梅も咲いています。

この時期は人が少ないので、ゆっくり境内を散策できます。


あべのハルカス美術館で「長谷寺の名宝と十一面観音の信仰」展

が催されていますが、21日日曜日にハルカス美術館の前で

法話と声明(しょうみょう)の公演をしました。

美術館前には100人を超える方々にお越しいただき、

長谷寺の縁起や古くから伝わる観音さまの

ご霊験のお話をしました。



その後、長谷寺で修行をしている僧侶6名による、日々の

朝の勤行に声明(しょうみょう)を加え、披露いたしました。



声明(しょうみょう)というのは古代インドから伝わる

お経にメロディをつけ、お唱えします。日本の声楽の

原点になるものです。

次回の公演は2月28日、3月6日になります。

ぜひ長谷寺の原風景を感じていただきたいです。

追難会(ついなえ)とも呼ばれる、だだおしは

閻魔大王より頂いた、閻浮檀金(えんぶだごん)の

宝印、檀陀印(だんだいん)を”押す”

ことからと言われています。



その法力は絶大で、災難の象徴である鬼を退散させます。

松明を持った鬼がお堂を巡る時、その火の粉を被ると

息災に過ごせると言われてます。



そのだだおしの様子を動画にしましたので、

ご覧ください。

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