長谷寺便り

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こんなものを見つけました。

なん年前のものでしょうか、だいぶ古いものですが、鳥の巣ですね。

柱にできた空(うろ)をうまく利用していますね。



今回の修理にあたり、空(うろ)ができないよう、銅板で養生しています。

この一工夫が、木の寿命を大きく伸ばします。



そんな小春日和の中で十月桜が咲いていました。

キンモクセイの香りがどこと無くただようこの頃。

長谷寺の舞台は土台部分に取り掛かり始めました。

舞台を支えていた柱の一本の一部を取り替える事になり、10mあるうちの中ほどから柱を切り始めました。



職人さんの連携の良さに見とれてしまい、シャッターを切り忘れるほどです。



切り取った柱は国宝に指定されている本堂と同時期のもので慶安三年(1650)から365年間舞台を支えてきた柱です。



柱のホゾの中はいろんな生き物のゆりかごになっていました。



しかし、柱の切断面はまだまだ綺麗な色をしています。木の生命力を感じますね。



そして、365年間の風雪にさらされた柱の表面です。木の皺から月日の流れを感じ、溝の深さから力強さを感じます。

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