2015.08.26/お知らせ
外舞台の擬宝珠には「慶安三天」の文字があります。
西暦1650年、今から365年前ですね。
長谷寺の本堂が建てられた年で、徳川家光の庇護のもと建てられたと聞いています。
こちらは、外舞台を支えている柱です。10メートルほどあるそうです。
そのうち一本はだいぶ痛みが激しいので、交換が必要ですが...
そしてすっかり床板もなくなってしまいました。
2015.08.23/お知らせ
外舞台の欄干が外されました。
職人さんによる手慣れた作業を見ていると、とても簡単なように感じます。
しかし、随所に職人さんの職人技が見て取れます。
例えば、この「ほぞ」と「ほぞ穴」
「ほぞ穴」が変わった形をしてますが、右側はまっすぐ穴が空いていますが、左側は入り口は狭く、奥に行くほど広くなっています。
これは、右側の穴に「ほぞ」を入れ、左側にスライドさせるのだそうです。
すると、上下の力に強くなるわけです。
こういう、「仕掛け」を知っていないと解体する時、部材を傷つけてしまいますね。
2015.08.18/お知らせ
いよいよ、解体が始まりました。
一つ一つの部材に印をつけて、使えるものと使えないものとを選別します。
一見木材だけのように見えますが、安全を考慮して金属で補強している様子がわかります。
外舞台に使用されていた、青銅製の留め具は創建当時のものです。解体修理した後も使い続けているものです。
さすがに鉄製のボルト類は錆で使えそうになですね