長谷寺便り

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2月14日というと...

違います。

春を呼ぶ行事、「だだおし」です。



正月朔日からの修正会(しゅしょうえ)修二会(しゅにえ)

の締めくくりの行事になります。



長谷寺の節分の豆撒きでは「福は内」のみ

です。それはその後に控える「だだおし」で

鬼を追い出すためです。



僧侶が加持祈祷した牛玉札(ごおうふだ)の法力により

鬼を退散させるのです。



そして堂外に出た鬼は、松明を伴い

のたうち回るのです。



なぜ春を呼ぶかと言いますと、

ちょうどこの時期が旧暦の正月に当たる

ためです。



またこの時期、朔日草(ついたちそう)とも呼ばれる

福寿草(ふくじゅそう)が咲き始めます。

今年の咲き始めも2月8日、

旧暦の正月朔日でした。



古くから伝わる、長谷寺の「だだおし」

素朴な鬼の晴れ舞台、どうぞご覧いただきたいと思います。

「だだおし」について

2月6日より始まりました「長谷寺の名宝と十一面観音の信仰」展

その前日、2月5日にあべのハルカス美術館において

内覧会を開きました。

まず、難陀龍王像と雨宝童子像前で法楽を捧げ、



あべのハルカス美術館浅野秀剛館長、日本経済新聞社川合英雄専務、

長谷寺化主加藤精一猊下によるテープカットです。



最後にご招待した方に拝観していただきました。



あべのハルカス16階の美術館の前では、

今月14日に行う「長谷寺 だだおし」の「赤鬼」が

皆様を”待ち構え”ております。



あべのハルカス美術館
長谷寺の名宝と十一面観音の信仰

年の瀬も迫り、年越しの準備が整いつつあります。

大晦日に行う「観音万灯会」の準備として、

灯籠を仁王門から本堂までの間に並べています。

399段の登廊に灯のついた灯籠が並び、

初詣でお参りをされる方をお迎えします。



登廊の途中に蘇鉄の雌花が咲いていました。

丸いオレンジ色はその種子です。

その昔、長谷寺の観音さまが炎上した時、

観音さまの頭頂仏が蘇鉄の花まで飛んだという伝説があります。



そして仁王門ですが、すっぽりと足場に覆われました。





皆様にお披露目できるのは再来年の、平成29年3月末となります。


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