2016.02.29 / 花便り 2/29 うめ シェア 人はいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香ににほひける 百人一首にも歌われるこの句は平安時代の歌人、 紀貫之の句というのは有名な話です。 しかしこの句の中の「花ぞ」の花が長谷寺の 梅の花というのはあまり知られていない事実です。 満開まではあと少しでしょうか、しかし 昔と変わらず芳しい香をただよわせています。 こちらは「居士林」という建物の中にある紅梅。 その昔、平安の貴族達は庭にこぞって 梅を植えたとか。 枝垂れ梅も咲いています。 この時期は人が少ないので、ゆっくり境内を散策できます。 花便り