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写経とは、経典を書写することで、経文を一字一字写していくことは、仏様を一体ずつお作りするのと同じ、尊い行いでございます。殊に『法華経』の中には「経典を受持し読誦し解説し書写する」という五種法師(五つの修行法)をあげて、写経の功徳が強調しております。
総本山長谷寺には、国宝『法華経』二十八巻を始め、数多くの写経が伝えられておりますが、今般、観音霊場の根本道場と云われる長谷寺に因んで、その中の『観音経』(法華経普門品偈文)をもとにして写経のお手本を作成いたしました。
皆様方には、一人でも多くの方々が、この機会に観音様とご縁を深められ、多くのご功徳を頂戴されますようおすすめ申し上げます。